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T16と私
 「六年間ぐらい住み慣れた国を離れて、この国に来てから、一年が過ぎました。
 というか、過ぎていました。
 ずっと目を回しっぱなしでいたらもう一年か!というのが正直な気分です。
 それでも、少しぐらいは学んだものもあると思いたい。
 少しでも、昔と比べて何かができるように。
 少しずつでも、悲しみより喜びが世にあるように。
 精一杯のことをやっていきたいと思います」
 書きかけた手紙を、机の中にしまう。出すあてもなくただ書いている手紙。

 芥辺境藩国を離れ、ここ、レンジャー連邦に来て。
一緒に来ていた人が100万人。と聞き驚き、何かしようと思うもタイミングを逃し。
内戦の時は気ばかり焦れど何も思いつかず、茫然としていた記憶がある。
……復興がひとまず成った今も、あの時渦巻いた感情は整理できていない。
ましてや、言語化できようはずもない。

 自分はつくづく色々なことが不得手なものだ、と苦笑する。
結局、この長かった一年、出来事は多かった割に目立ったことは何もやっていない、気がする。
記憶に残っていないということは、たぶんそういうこと、なんだろう。
それでも。探し物したり、文案チェックとか、そんなこんなで。
あちらこちらでできたことは、確かにあり。
それが評価されたことはただ、嬉しくて。

 うん。今は、前を向いて歩いていこう。
できることがあるうちは、長いこと下を向いてなどいられないから。
ずっと下を向いていても、誰も喜びはすまいから。

 泣くことだって、俯くことだって、これからもあるとは思うけれど。
でも、きっとちゃんと、立ち直れる。

 それに、たぶん、まだまだできることはあると思う。
きっと、気づいていないだけ。
だから。少しずつ、いろんなことに挑戦していこう。
そう、改めて思った。それが、このターン。
author:三園晶, category:-, 23:44
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